こんにちは!今回はメダカの卵の採卵から孵化までの管理方法や注意点などを紹介していきます。
今回からは助手のたこっちにも手伝ってもらい、一緒に記事を作成していこうと思います。
皆さんよろしくお願いします!
初めまして❗️たこっちです。
どーぞよろしくお願いします
たこっちには初心者さんの目線で、記事の中で疑問に思う事を聞いてもらったり、メダカについての質問をしてもらおうと思っています。温かい目で見守ってください(笑)
採卵方法
採卵方法はメダカが卵を産み付けた水草や産卵床をそのまま丸ごと取り出してしまえばOKですが、取り出すタイミングや産卵場所を詳しく解説します!
採卵のタイミング
メダカの産卵は交尾した後に抱卵(ほうらん)と言って、まずメスがお腹に卵を抱えるところから始まります。オスが精子をかけて受精するのは抱卵後になります。
抱卵の様子
3月~9月、メダカの交尾は明け方に行われることが多く、朝にメダカが抱卵している様子を見ることが多くなります。
メダカは抱卵後その日のうちに水草や産卵床に卵を産み付けるので、産み付けたらすぐに卵を取り出して隔離してあげましょう。
すぐにお母さんから卵を取り上げるなんてかわいそうだよ❗️
卵はすぐに取り出してあげないとお母さんや他のメダカに食べられちゃうんだよ❗️メダカは雑食で口に入る物なら何でも食べちゃうからね
卵にオスが精子をかけて受精するタイミングは抱卵直後です。水草や産卵床に産み付けた頃には受精は終わっているので安心して取り出してください。
産卵場所
メダカの産卵場所は主に水草です。
ホテイソウ・マツモ・アナカリスなどの水草を育成容器にメダカと一緒に入れておくと水草の葉や根っこに卵を産み付けます。
水草が育成容器に入っていない場合は、市販の産卵床を育成容器に入れるようにしましょう。
卵を産み付ける場所がないと卵は容器の底に落ち採卵が難しくなります。
産卵床と水草両方にメリットデメリットがあり、一概には言えませんが採卵のしやすさで言えば市販の産卵床がおすすめです。
卵の管理
孵化するまでの卵の管理方法はは大きく分けて2つです。
・取り出した水草や産卵床を取り出して別容器に浮かべて管理
・取り出した水草や産卵床から卵を一つ一つ取り出して管理
二つの方法を詳しく解説します。
取り出した水草や産卵床をそのまま別容器に浮かべて管理
孵化率は下がりますが、初心者さんにはまずこの方法をおすすめします。
取り出した水草や産卵床ををそのまま別容器に入れて孵化を待つだけなので、非常に簡単です。
もし別容器を置くスペースがない場合は産卵床の卵をメダカから守る隔離ケースがいろいろなメーカーから発売されています。
卵を産み付けた産卵床を隔離ケースに入れて同じ育成容器で管理できます。
取り出した水草や産卵床から卵を一つ一つ取り出して管理
卵を一つ一つ取り出してきちんと管理すれば、有精卵であればほぼ間違いなく孵化させてあげることができます。
取り出し方は地道な手作業です。
卵を一つ一つ手でつまみ取り出していきます。
手でつまんだら絶対潰れるよ・・・
大丈夫❗️笑
メダカの卵は手でつまんだくらいじゃ潰れないくらい固いんだよ
つまんで潰れるような柔らかい卵は無精卵で孵化することのない卵なんだ
取り出したメダカの卵には付着糸と呼ばれる粘着性の強い糸が付いていて、それをまず取り除く必要があります。
付着糸の取り方
はっきり言ってこの作業は一番めんどくさいです。
取り出した卵をガーゼの上でコロコロコロコロ
人差し指で卵を回すようにコロコロ転がします。しばらくやっていると卵が一つ一つポロポロと離れるのでこれで付着糸除去は完了です。
付着糸を取らないで卵がつながったままにしておくと、孵化途中で無精卵などがカビることがあるのですが、そのカビてしまった卵が他の卵に移り全滅…ということも起こり得ます。
メチレンブルー管理
付着糸を取り除いた卵は薄めたメチレンブルーの中で管理します。
メチレンブルーは抗菌作用があり、卵がカビるのを防ぐ効果があります。卵の管理や卵の配送などでもメチレンブルーは使われていて、メダカを飼育する上で無くてはならない存在です。
卵の育成水はカルキ抜き不要
卵を管理する育成水にカルキ抜きは不要です。むしろ水道水に含まれるカルキには卵のカビを予防する効果があるので、水道水をそのまま使った方が良いです。
孵化までの日数
250℃と言われています。
水温25℃の育成水で管理した場合10日前後で孵化するという意味です。
まとめ
メダカの卵は丈夫できちんとした管理をした有精卵は簡単に孵化させることができます。
産卵床から卵を一粒一粒取り出したり付着糸を除去する作業は手間はかかりますが、孵化率を100%に近づけるためには苦労も必要です(笑)
卵の採卵から孵化まで是非チャレンジしてみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました。