めだかを増やすのはとても簡単
季節と環境を間違えなければ誰でも簡単にめだかを増やすことができるのです。
今回はめだかを増やすうえでの基礎知識とおすすめの方法を書いていこうと思います。
めだかの卵を採るための準備
めだかは1日に10~30個卵を産みますが、卵を産み付ける場所がなければ底に落としてしまったり、抱卵(お腹に卵を抱えてる状態)の段階で他のめだかに卵を食べられてしまい、何もない水槽の中で無事に産まれて大きくなることはほぼありません。
めだかの卵を採るための準備としてはまず最初に産卵床(卵を産み付ける場所)を準備しなければなりません。
めだかが卵を産むシーズンなったら産卵床を浮かべておく。これだけで準備は完了、毎日卵をバンバン産み付けてくれます。
産卵床は見た目が嫌い。生理的に無理。という方は産卵床の代わりに水草を入れましょう。
基本的にどんな水草にも卵は産み付けますが、おすすめはホテイソウ(ホテイアオイ)、マツモ、アナカリスです。
中でもホテイソウは値段、管理のしやすさ、水質浄化能力もあり屋外飼育においては欠かすことはできません。なぜホテイソウが屋外飼育に向いているかというと、光量が必要なんですね。太陽大好きという事です。
名前の由来は
毒がある・トゲがあるではなく、池や川で勝手に増えまくって除去費用が大変なことになるから。
悪魔と名がつくほどの繁殖力でめだかの飼育で1~2株浮かべておくと勝手にバンバン増えていくので購入するのは最初の一回だけで済みます。
でも増えすぎて邪魔だからと言って、その辺の池や川に捨てるのは迷惑が掛かるので絶対にやめましょう。
生ゴミとして捨ててください。
その他マツモ、アナカリスは光量がそれほど必要なく、どちらかというと室内飼育に向いていているのでうまく使い分けましょう。勿論屋外飼育にも使えます。
産卵床や水草に卵をつけた後
めだかの卵は目視で確認することができます。産卵床に卵がついているのを確認した後にすること
2パターンあります。
- 産卵床を取り出す
- めだかを別容器に移す(親抜き)
取り出した産卵床は100円ショップなどで売っている適当な容器に水(この水は水道水をそのまま使用してもOK)を入れそこに入れておきましょう。置いておく場所は室内でも屋外でもどちらでも大丈夫です。
水温などで前後しますが、一週間以内に卵がかえり稚魚が泳ぎ出します。
販売用などで卵を一つ一つ管理したい場合は、産卵床や水草から手で直接卵を取り出します。
卵を手で直接つまんで大丈夫か、つぶれないのか?
大丈夫です!
めだかの卵は丈夫で人が手でつまんだくらいではつぶれません。親指と人差し指でコロコロ転がしてみてください。
例外があります・・無精卵だと簡単につぶれてしまうことがあるんです。
ただ、つまんだ時につぶれてしまう卵は無精卵、産まれることのないただの殻なので潰れてしまっても気にすることはありません。むしろ取り出す段階で無精卵を仕分けることができてラッキーです。
他にも
有精卵は黄色っぽい
無精卵は透明
など見分け方は他にもありますが参考にしてください。
取り出した卵の管理
産卵床、水草を取り出した後の管理は特ににやることはありませんが、卵だけ取り出して小さなタッパーなどに入れて管理する場合は、水が汚れやすいので、一日一回程度水替えをしたほうが良いと思います。水替えをする際も水道水をそのまま使ってOKです。
むしろ卵のカビなどを抑制してくれる効果があるので卵の管理水は水道水を推奨します。
【メチレンブルー】という便利薬もあるので一滴垂らしておくと安心です。
一度やってみると驚くほど簡単なので是非チャレンジしてみてください。