ぷりぷり泳ぐ姿がとても愛らしく特に女性からの人気が高いダルマメダカ。
ダルマメダカというのは品種名ではなく、その体型を指します。
正しくは『○○○(品種名)ダルマ』といった感じで呼ばれます。(例:楊貴妃ダルマ)
なので様々な品種のダルマメダカが存在しています。ただ、ダルマメダカはその体型から繁殖が難しかったり固定率も低く希少性が高いことで知られています。
- ダルマメダカの特徴
- ダルマメダカの飼い方
- 転覆病の対策と治療
- ダルマメダカの繁殖方法と固定率
ダルマメダカとは
- 脊柱骨が少ない・背骨が短い
- 泳ぎが下手・泳ぎ方が可愛い
- 食べるのが下手・内臓が弱い
- 寒さに弱い
一見すると悪いことしかないように思えますが、上記のデメリットは少し対策をすることで初心者の方でも問題なく飼育することができます!
何よりそのデメリットが問題にならないほどの魅力と可愛らしさがダルマメダカにはあるので初心者の方にもとてもオススメです♪
半ダルマ体型という普通体型とダルマ体型の間の体型のメダカもいますね(๑>◡<๑)
飼育の注意点
ダルマはダルマと
ダルマ体型のメダカは泳ぎが上手ではありません。
そのため他の普通体型のメダカと混泳させてしまうと
- 他のメダカと泳ぐスピードが違うためストレスになる。
- 他のメダカに先に餌を食べられてしまうため中々餌を食べれない。
- 寒さに弱いので推奨水温が普通体型と違う。
などの問題が出てきます。
ダルマメダカはダルマメダカのみの容器で飼育するのをお勧めします。
寒さ対策
ダルマメダカは寒さに弱いです。
何も対策をせずに冬を迎えると体調を崩してひっくり返ってしまう(転覆病)が多発してしまいます。
ダルマメダカの推奨水温は28〜30℃
転覆病の治療には塩浴がおすすめです
水1リットルに対して塩5グラムで混ぜた塩水にメダカを入れて様子を見る方法です(3日〜5日程度)
ダルマメダカは基本的に室内加温飼育(28〜30度)が望ましいです。
特に屋外飼育の越冬は難しいので冬は室内に入れてあげましょう。外で飼育する場合は発泡スチロールなどの水温の変化が緩やかになる容器で飼育すると良いと思います。
ダルマメダカの繁殖
ダルマメダカの繁殖は比較的難しいとされています。
- 交尾が上手くいかず無精卵が多い
- 固定率が低い(10〜30%)
- 産卵のための栄養が取りずらい
この辺りが繁殖が難しいとされる理由です。
掛け合わせ
ダルマ✖︎ダルマを掛け合わせるのが一番ダルマが産まれる可能性が高いです。
ただ、ダルマ✖︎ダルマでは上記の通り繁殖が難しくなるので
半ダルマ(オス)✖︎ダルマ(メス)で掛け合わせる方法もありますが、この方法ではダルマが産まれる確率が極端に下がります。
やはりダルマ同士の掛け合わせがオススメです。
ダルマ体型が産まれる条件
普通体型同士のメダカからダルマ体型が産まれる確率は0.1%以下です。
ですが、ダルマ体型が産まれてくる確率を大幅に上げる方法が一つあります❗️
それは繁殖時と卵を管理するときの水温。(30℃くらい)
夏場に意図せずダルマ体型のメダカが生まれてくるのはそのためです。今のところダルマ体型が産まれる確率をあげるために明らかな効果があるのは高水温での繁殖だけになります。
まとめ
- 室内加温飼育
- ダルマ体型以外との混泳を避ける
- ひっくり返ったらすぐに塩浴
最後まで読んで頂きありがとうございました